コミュニケーションとは?
2018年 12月20日
先日、テレビで放送されていた番組の話です。
南米の国にいる一人の男性の話でした。
その方は、先住民保護区で生活していますが、話す言葉は、誰も知らない言葉だそうです。
“部族固有の言語”だそうですが、国内最高権威の言語学者が30年研究していても、解析できないものだそうです。
しかも、彼はその部族の最後の一人。
一人になって、すでに10年が経過しようとしている・・・。
彼は、キャンプ内の人に、時には3時間近く「一人で」話し続けることもあるそうです。
想像してみてください。
会話をしたくても、この世界に自分の発する言葉を理解してくれる人が誰もいない。
何かを伝えたくても、伝えられない。
何を考え、何を望んでいるのだろう。
どれだけの孤独を感じているのだろう。
自分に置き換えたとき、皆さんはどう思いますか?
そんな孤独に耐えられますか?
私には無理だと思います。
幸いにも、私の周りには、自分の理解できる言語で話をできる環境があります。
たとえ翻訳ソフトを使っても、コミュニケーションを取れる環境があります。
当たり前のように会話が成り立つ。
普段の生活の中で、当たり前にある環境がどれだけ恵まれているのか。
はたして自分は、「ちゃんと」コミュニケーションが取れているのか。
考えさせられたひと時でした。
あなたなら、どう考えますか?
編集者 P.N考えることも大事だよね。